ベーカー嚢腫

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谷 信弥
「足」から健康に!を信念に整体院を運営。 自ら体験した自律神経の不調を克服したことがきっかけで「足」の重要性に気づく。実際にカラダの不調を改善したお客さまの声をもとに、実際の現場で得た情報をもとに健康について発信している。

ベーカー嚢腫(べーかーのうしゅ)は、膝の裏側(滑液包)に炎症が起こり、関節液が溜まることで、膝裏が腫れている状態をいいます。イメージとしては、膝裏にゴルフボール半分くらいにした塊ができます。

ベーカー嚢腫は、痛みがあることは少なく、「膝裏になにか違和感がある…。」「膝を曲げると変な圧迫感がある…。」「最近、痛みも感じはじめた…。」という感覚が出てくる場合が多いです。

ベーカー嚢腫になった原因が必ずありますので、再発しないためにも、根本原因を見つけて、早期に対処するようにしましょう。

このページでは、知っておかなければ損をする「ベーカー嚢腫」の治療から症状、原因についてまで、すべて網羅できるように書きました。
あなたの不調を改善するきっかけになることを祈っております。

ベーカー嚢腫の原因

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原因は、不明なことも多いのですが、「変形性膝関節症」「関節リウマチ」「浮き指」「反張膝」になり、一定の負荷が繰り返されたことによるものが考えられます。
「歪みがあった状態で、一定の負荷が繰り返される」という点が非常に重要です。
バランスの崩れがなければ、繰り返しの動作をしても(歩行やランニング)、膝裏に過度に負荷がかかることはないので、まずは、これらの歪みを正常な状態に戻す必要があります。

ベーカー嚢腫は、滑液を含んだ滑液包が炎症を起こしている状態で、50代の女性の方に多く、加齢が原因とも言われていますが、それだけではないということを、しっかり理解しましょう。加齢が原因と処理してしまうのは簡単ですが、膝や身体になにかしらの歪みや異常があって起こるので、あきらめないでください。

まず、浮き指について説明すると、その影響で、歩くときに足先が外方向へ流れるわるい歩き方をしてしまい、体重が後ろに片寄るようになってきます。そして、そのわるい歩き方のクセで、反張膝(ひざが反りすぎている状態)や変形性膝関節症になることで、常に膝裏へ負荷がかかった状態になるのです。つまり、この「浮き指」によるわるい歩き方で、反張膝になり、膝裏にある滑液包に炎症が起こってくるのです。

ですから、ベーカー嚢腫を根本的に改善する場合は、膝関節だけでなく、「足のバランスを整える」ことが必要なのです。

ベーカー嚢腫はどんな症状?

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ベーカー嚢腫の症状は、下記のような特徴があります。
これらに当てはまるからといって、自己判断はせずに、専門家にみてもらうようにしましょう。

・膝を曲げる際に、膝裏に圧迫感がある
・違和感や動かしづらい感覚が常にある
・しゃがみづらい
・和式のトイレが困難になってきた
・ひざ裏に脂肪のかたまりができていると言われた
・膝裏がむくんだように腫れている
・膝裏にゴルフボールを半分にしたぐらいの腫れがある
・椅子に座っているときやねているときに疼痛が起こる

ベーカー嚢腫は、基本的には痛みがないのが特徴ですが、滑液包の中の圧が強くなってくると、炎症もひどくなり、周りの静脈なども傷つけてしまうこと(血栓性静脈炎に似た症状)もありますので、痛みがないから放置するのではなく、今スグ対処するようにしましょう。

出典:膝治療の第一人者 笠原巌の【公式サイト】

ベーカー嚢腫の治療

1.一般的な治療方法(整形外科的治療法)

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ベーカー嚢腫の診断は、「膝の裏の腫れ具合」と、「医師による触診」によって、ベーカー嚢腫かどうかの判断ができます。
また、念のため、MRIや超音波による診断もする場合が多いようです。

診断後、病院(整形外科)では、基本的には経過観察で治療を行いますが、ひどくなっている場合や炎症がおさまらない場合は、薬物療法や手術によって摘出する場合もあるようです。

具体的な治療方法としては、痛みや運動可動域制限が著しい場合は、注射器で内容物を吸引します。1回の穿刺で痛みや可動域制限が治まる場合もありますが、また同じように膝裏に負荷がかかる生活をしていると、再発してくることがあります。
その場合は、再度、内容物を吸引することが多いのですが、これを繰り返しているだけだと根本的な改善にはなりませんので、下記にも書いてあるような予防方法を取り入れて、再発しないようにしていきましょう。

※ベーカー嚢腫に似たコブができるような症状として、骨の表面にできる良性の腫瘍である骨軟骨腫、悪性の腫瘍である軟骨肉腫がありますので、必ず専門医に原因を追求してもらいましょう。

2.整形外科以外の治療方法

整形外科以外の治療方法は、整体や鍼灸、カイロプラクティックなどがあります。

整形外科以外でも、ベーカー嚢腫の専門治療をしている院はありますので、病院だけが選択肢ではないので、病院で良くならない場合でも、あきらめないでください。

ベーカー嚢腫が破裂したとき

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ベーカー嚢腫に気づかずに放置していて、破裂することがあります。
その時は、炎症を止める必要がありますので、ベッドで安静にしたり、湿布などを使用して、炎症止めをする場合があります。
破裂するのは稀ですので、ひどくなる前に、放置せず、適切に治療を行うようにしましょう。

ベーカー嚢腫の予防

ベーカー嚢腫の予防は、①膝関節の可動域をつけること(関節を滑らかにする)、②浮き指や外反母趾を解消して足のバランスを整え、③膝が反りすぎてしまわない立ち方歩き方をする3ステップにより予防することができると考えています。

1.膝関節の可動域をつける

ベーカー脳腫の予防として膝関節の可動域をつけるという予防方法があります。関節は、動かさなくなると次第に可動域が少なくなり、筋肉に疲労がたまりやすくなります。すると、少ししか動いていないのに痛みが出たり、しゃがむことができなくなったりと、日常生活に制限が起こりやすくなります。

その制限が出ないようにするためには、膝関節の可動域を広げる運動をするのが効果的なのです。
膝関節の可動域をつけるには、無理なストレッチをするより、単純に膝を曲げ伸ばしするのが効果的です。筋肉や関節を無理に伸ばそうとすると、キズつけてしまう恐れがあります。膝の曲げ伸ばしの方法については、こちらの動画をご覧ください。

2.足のバランスを整える

ベーカー脳腫の予防として足のバランスを整えることがあります。浮き指や外反母趾になると、足指で踏ん張ることができないようになり、足指の付け根に負担が集中して、体重がかかとに片寄りがち(後方へ体重が片寄る)になり、膝が反るような歪みが引き起こされやすくなります。
また、浮き指や外反母趾になると、身体はバランスを保つため、上半身でバランスをとろうとします。そして、背中を丸めたり、首を前に出したりして、猫背やストレートネックのような、わるい姿勢にもなってしまいます。

足のバランスを整えるには、足指の関節の柔軟性アップとテーピングを使った方法がおすすめです。テーピングは自分でできるのですが、難しい場合もあるので、足指の運動だけでも大丈夫です。
まずは、こちらの動画をみていただき、早速、足のバランスを安定させて、膝への負荷を軽減させるようにしましょう。
・動画:セルフテーピング


動画:足指の運動ストレッチ

3.正しい立ち方、歩き方

3つ目のベーカー脳腫の予防として正しい立ち方、歩き方があります。わるい歩き方や立ち方をしていると、膝関節や身体に大きな負荷をかけてしまいます。
人間は、建物と違い、2足歩行をすることが余計に負荷をかける原因にもなっています。
特に、足のバランスが不安定になっている状態(外反母趾・扁平足・浮き指・ハイアーチ)で、歩行を繰り返すと、一部分に負担が集中してしまい、結果として、膝関節に変形が起きたり、炎症が起こることで、痛み不調となって現れるのです。

専門用語の解説

※浮き指とは、ハンマートゥのように足甲や縦アーチが高いなどの影響で、足指が浮いた状態になり、歩くときに不安定な歩き方になります。
浮き指になると、腰痛や首肩コリ、膝痛、足首の痛み、足裏の痛みなど身体に色々な不調を起こす原因にもなります。
※外反母趾とは、足の親指が小指側に約15度以上曲がった状態をいいます。
痛みを伴う場合もあれば、痛みを伴わない場合もあります。

※反張膝(リンク)とは、膝が後ろに反り返るようになっている膝の状態をいいます。

※滑液とは、関節と関節の間にある関節腔を満たしている液体です。関節をなめらかに動かしたりする役目をもっています。また、軟骨へ酸素や栄養素を運ぶ役割も果たしているため、滑液の役割は非常に多岐にわたります。

※血栓性静脈炎とは、静脈上の圧痛や痛み、黒ずみなどが症状として現れ、静脈とその周辺の皮膚に炎症が起こる病気のことです。静脈の血管が詰まることで起こる症状なので、重大な事態になる前に、循環器内科などの専門医に診察を受けることをおすすめします。

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